小学校公演追記
先日楽団「ぺとら」としてメンバーと伺った杉並区立新泉小学校の皆さんより、暖かい感想のお手紙が届きました。
ありがとうございます。
ご質問等に答えさせていただいた全文は、まりりんブログに掲載しております。
こちらでは、小澤敏也に関するご質問を抜粋してご紹介いたします。最後に生徒さんが描いた「つるさん」のイラストもありますので、ぜひご覧ください。
Q「つるさんへ どうしてそんなに大きい音がでるのですか?」
つるさんの演奏の特徴として、マイクを通さなくても大きな音を出す事ができることはみんな認めていることです。もちろん小さい音も含めてコントロールをしていますが、出そうと思えば大きな音がだせるというのは、「巧い」「上手」の中に含まれる事だと思いますよ。どうして?という答えとしては、たくさん練習して、もう手の形もそうなっているからだと思います。握手した時、思ったでしょ。グローブみたいにおっきくなっているよ。
Q「つるさんは、本当に43年前は妖怪だったのですか?」
つるさんがとっても尊敬している「渡辺亮」さんは、パーカッショニストで妖怪研究家なんです。だから、自然と妖怪について普段から考えているみたいです。
この前は、43年前に妖怪から人間になったって言っていたよね。
人間にはもともと人間だった人間と、もともとは妖怪だったけれど、後から人間にしてもらえた人がいるそうです。「見えないけどいる」ものの世界を考えると、いろんな想像力がわいてくるよね。
そうゆうのは、きっとウソじゃないんじゃないかなぁ。
ちなみにライブ会場によって、毎回少しずつ変わっていくので、楽しいよ。連載のようなものです。
もし、また「ぺとら」を観る機会があったら、楽しみにしていてください。
Q「つるさんは本当に化け物なんですか?」
ちゃんと人間として生活をしているみたいですよ。
ただ、ほとんどテレビをみていないので、みんなが知っている事を知らない事が多いですね。
ところで、「化け物」というのは、どこで知ったのかなぁ?
Q「どうしてつるさんはそんなに手が固いんですか?」
これはきっと握手をした時に感じたんでしょうね。つるさんはパーカッショニストですが、ときどき同じパーカッショニスト同士で握手をするときに、お互いに手の堅さを感じたりするそうです。一日に何時間も激しく太鼓を叩くので、手の形が進化しているのでしょうね。叩きすぎで、手の調子が悪くなる事もあるそうです。パンデイロや太鼓を練習するために、昔は山奥にいってたき火をしてキャンプをしたそうです。今の若いかっこいいミュージシャンがエアコンのあるスタジオで練習をしているのを贅沢!と思ったりもするそうですよ。パンデイロは、パソコンのyoutubeという無料で見られる動画サイトで「小澤敏也 パンデイロウェブレッスン」として叩き方を紹介しています。新泉小学校でたくさん演奏した「ジェンベ」というアフリカの太鼓は、「こどもの城」で「ジェンベワークショップ」を時々開講していますので、興味があったら調べてみてくださいね。
・あのスクリーンの画のお話の続きが知りたいです。
「ぺとら」のHPの中の「お話ライブ」というところにあらすじが紹介してあります。
よろしければご参照ください。
http://web.mac.com/butanomaririn/petora/お話ライブ.html
・特に弓矢をつかった楽器が不思議でした。
ブラジルの楽器「ビリンバウ」です。昔、ブラジルに労働力として連れてこられた黒人の人たちは、太鼓や楽器の演奏がとても上手でした。でも、働くために連れてきたのだから、そんな遊びをされてはたまらないと、当時ブラジルを支配していた人たちがこれを禁止したのです。黒人の人たちは、太鼓で電話のように連絡をとりあう事もできたので、安全上の事もあったのでしょうね。それで、楽器には見えないように、また楽器が与えられなかったので自分たちで工夫した楽器のひとつが「ビリンバウ」らしいです。アフリカにもルーツはあるのですが、ブラジルのものは音程も変えられてより楽器らしいです。同じく、武術を禁じられた黒人たちが、カモフラージュとして「ダンス」のように見せかけた「カポエイラ」というブラジル柔術の伴奏として使用される事が今でも多いです。
つるさんがビリンバウを演奏しているyoutubeもたくさんありますので興味があったら見てみてくださいね。(小澤敏也 ビリンバウ で検索)
シンプルな楽器だけあって、演奏する人によって、全く音色が違うのも興味深いです。きんど~さんの「口琴」もそうですが、このようにビョ~ンと出ている音以外の音がでる事を「倍音」といいます。モンゴルでは、この方法で一度に「二つの声を出す」ことで歌をうたう「ホーミー」というものもあるんですよ。つるさんは、「ホーミー」も意外と上手なので、いつか「ぺとら」のライブに来る機会があったら聴いてみてくださいね。
11/11は、夜ですが、新泉小学校のお近くでつるさん主催のイベントがあり、まりりんにも小さな出番があるようです。「ぺとら」の曲はやりませんが、開場から開演までの1時間は、つるさんとのゆっくりお話タイムがあります。
12/4は、遠いですが、昼のお子様向けの「絵芝居」の公演、夜の演奏たっぷりの公演があります。家族全員で楽しんでいただけるように、昼の部はお子様無料、大人千円、夜も格安の1500円で興行します。
また、「リトミックワークショップ」「楽器づくり講座」「ブラジリアンパーカッションワークショップ」「サンバ講座」などをパーカッショニスト小澤敏也、リトミック指導者まりりんとしても継続していっています。10/24には、青山祭りを兼ねた「BOSSA AOYAMA 2010」にて、青山高校で「ブラジリアンパーカッションWS」も開催します。
http://www.bossa-aoyama.jp/
以下は、本記事部分です。
9/25(土)は、小澤敏也の所属する楽団「ぺとら」が、杉並区「新泉小学校」での学校公開日公演にお招きいただきました。
コンサートの他、
リトミックのコーナーでは、
プレイバルーンもやりました。
給食を校長室でいただいて、
5時間目高学年と公演をしました。
放課後は、
「地域懇談会」にて、講演を行いました。
演題は、「心の解放」です。
終了後、「TORIO JINGLE GYM 」のLIVEに向かいました。