こんな幸せって その二日め
7月29日(月)いよいよ本番の日。
9:50ホテルチェックアウト。駐車場に向かいます。
駐車場入り口から通りをのぞくとテルサFTホールが見えました。
こんなに近いんだ。去年来たときはまったく場所がわからなかったのですが、やっと位置関係がみえました。
車で30秒・・・
あっという間に到着です。
真理先生に搬入口をきいてきてもらって、車を入れます。
館長さんまで搬入を手伝ってくれたので、これまたあっという間に終了。
10:30入りだったのでゆっくりセッティング。
ほぼ完成したころみなさん到着。
張さん、松井さん、沢田さん、おおたかさん、赤松隊長と再会。うれしい。
みなさんが体調を気遣う言葉を第一声にかけてくれた。感激でした。
サウンドチェック、リハーサル、スムーズに進行。
途中で初対面の浦山さん登場。リハーサルの時点ですばらしいギターを聴かせてくださいました。
これは本番が楽しみだ。
楽屋で横になれるようにと和室がある部屋を準備していただきました。
お弁当と赤松体調の玄米おにぎりときゅうりの浅漬け。
何もかもありがたかったです。
一公演開始。
子供達いっぱい。
ステージに上げて楽器紹介から体験まで。
なんだか幼稚園のホールにでもいるような和やかな雰囲気でした。
小学生の女の子はバイオリンをやっているらしく、松井さんに興味津々。
弾かせてもらってうれしそうでした。
沢田さんのコントラバスのまわりに子供が集まります。
楽器と子供の大きさのバランスがほほえましかった。
休憩を挟んだ後は演奏中心に進みます。
もうみなさんさすが、としか言いようのない演奏です。
僕も演奏者なんですが、体の芯に響く音に感動していました。
終了後、ロビーへ。
真理先生のよく通る声が聞こえます。CD販売です。
その横には石巻「ラ ストラーダ」の安富朋子さんが。
お店でお世話になっていますし、
昨年のでんでら福島でも全面的に協力していただきました。
僕の体調をとても心配してくださって、病状説明をしたのですが
カンバッヂ配布が忙しそうだったので
あまり説明できなかった。
とりあえず楽屋に戻って畳の上でゴロリ。
二公演めにそなえます。
二公演めは子供コーナーを手際よくやろう、ということでスムーズに進行します。
すばらしいミュージシャン達の気持ちが福島という場所に思いをよせて演奏するわけで、
それぞれの音の重なりは崇高だった。
The Voice is Coming ではおおたかさんの声に、
そこに集うみなさんの音に
視界がぼやけました。
至福の瞬間でした。
参加させてもらってよかった、この場にいられてよかった。
終演後は怒涛の片付け、楽器をパッキングしたら積み込みも手際よく
手伝っていただき
あっという間に終了。
楽屋に戻るとすでに僕の荷物だけ。
着替えて車に戻ってみんながいる正面玄関に車をまわします。
するとみんなが「あ~つるさん、ほんとにお疲れ様、帰り道きをつけてね~」と車のまわりで手を振ってくれます。
真理先生が助手席に乗ると「来てくれてありがとう~またね~」と。
ゆっくりごあいさつしようと思ったのですが、なんだかあわただしい出発になってしまいました。
が、明日は投薬治療の日、たしかに早く帰ったほうが身のためだ。
途中山間で激しい雨に見舞われましたが安全運転で激走、0時前には帰宅しました。
病後薄れていた音楽への情熱。
先週の福島に続いて音楽のすばらしさを体験、こんなに幸せな気持ちになるなら・・・・
音楽への欲望がでてきました。
折れそうだった心が・・・みなさんのあたたかい心遣いに深く感謝、すばらしい音に感謝・・・
やはり負けられない。
The Voice is Coming が静かに心の中で響いて、輝いています。
今も。