庭の千草のリザーブ席
去る2/16日、東京オペラシティ近江楽堂で行われた「おおたか静流」さんの独唱会に、
小澤敏也は、リザーブ席を頂戴いたしました。
毎年、2月の中旬に行われるこの会を小澤は大変楽しみに、
最初の年に「乱入ゲスト」で出演して以来は、客席で歌の世界に没頭していました。
没後にまさかのリザーブ席のご案内をいただいて、
本人もさぞびっくり、そして嬉しく思って、
生前と同じように背筋をピンと伸ばして、聴きいっていたのだと思います。
終演後は、次々と、この会に毎年足を運ばれているような
「乱入時の小澤の演奏を覚えていらっしゃる方々」が、
遺影とパンデイロに手を合わせたり、写真を撮られてたりしていました。
2/3小澤敏也追悼「パンデイロヲタタケバ」にて、弔辞「独唱」を終えられた静流さんが、
弔う事への役割をひとつ終えられて、
その後は、ご自分とこの世でないものとの橋渡しを歌で自在に楽しんでいるような段階に進まれているのではないだろうか?
そんな対話の様子がイメージされる空間でした。
おおたかさん、今年の乱入でご参加された沢田穠治さん、
スペースを提供してくださったスタッフの皆さんに感謝いたします。
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「庭の千草 やっつめの冬 a cappella-無伴奏・独唱」
冬の恒例、無伴奏独唱の夕べ。
2月16日(日)19:00(開場18:30)
東京初台 “近江楽堂”(新宿区西新宿3-20-2、東京オペラシティ3階、電話03-5353-6937、京王新線初台駅より徒歩3分)
出演;おおたか静流(歌)