小澤敏也写真集

 

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小澤のiPhoneやパソコンに遺っている静物や風景の写真をご紹介したいと思います。

2013年7月、でんでらキャラバンで福島にいき、

おおたか静流さん宛に届いた「桃」が、楽屋でふるまわれたのを記念して、撮影していた模様。

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2013年8月。広島にて、ゲリラ豪雨に見舞われ、雨宿りをしていたとき。

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2013年8月 アジアンウィングス新得公演の帰りの移動車内。

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新得そば。

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2013年 愛車「フィアット」。森で育った小澤は森に行くと落ち着くといって、時間があれば森林浴をしていました。狭山公園内。

 

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村山貯水池堤防。高校時代マラソン大会の思い出、サッカー部のトレーニングなどをいつも語っていた場所です。病気がわかる前、51歳の頃まで、小澤はこの斜面をかけ昇るトレーニングをしていました。

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伝説のある「たっちゃん池」。溺れて亡くなった幼子の名前がついた池だそうです。

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小澤が月を自分の象徴としているのは、皆さんもご存知だと思うのですが、

iPhoneで撮影しているので、遺っているのはこんな感じのものばかりです。

でも、きっと肉眼で、彼の目には、鮮やかに映っていたのだと思います。

ブログ「パンデイロヲタタケバ」にも月の映像がトップにありますね。

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癌がわかってから、受診時に豊富なデータを医師に伝えるために、一日に何度も検温をしていました。体温計は、立川のビックカメラ。ポーチは、立川ルミネのロフトで購入しました。癌告知後、最初の買い物でした。前向きで、真面目な性格がよくでていると思います。

 

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小澤が愛用していたスーツケースは、実はスタッフの私物。スワニー社の杖としての機能も計算されたもので、身体の重心をあずけて、荷物として転がす事ができたので、手放しませんでした。北海道に向かうため、電車内で撮影。

 

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演奏以外では、いつも身につけていたブラジル指輪。サイズ調整ができずに小指にはめていました。まさか、指輪だけの写真を撮影しているとは!と、驚いてもいます。おそらく、自宅のダイニングテーブルで撮影したものと思われます。

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これは、筆者は同行していない現場で、場所はわからないのですが、

おそらく、自分専用に、こうして楽屋を用意していただいていたのを記念して、撮影したのだと思います。ありがたい事です。

晩年の抗がん剤治療と並行してのツアーでは、休憩時に横になれる楽屋を求めて、主催者様に数々のご配慮をいただきました。用務員室の畳だったり、倉庫に布を敷いて用意をしていただいていたり、他の出演者様が男女別大部屋のところ、個室を頂戴した時もありました。

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前の愛車「エンヤ」号。母の旧姓「塩谷」に因んで、スーパーの買い出しのみならず、震災後まもなくは、国分寺くらいの現場には、これに積めるだけの楽器を積んで、ビリンバウの竿を担いで乗りこなしていました。この自転車は、先に亡くなられた母、ヒロコさんが使われていたものだそうです。

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パンデイロのテキストを製作している風景。

パンデイロは、ヘッド部分がネットになっていて、ジングルもごく小さいものに変えた、自宅作業用のものです。(現在は、展示物として保存)

小澤が特にこだわっているのが、グラフィック用のペン。音符の種類ごと、線ごとにペンを変えて、なるべく美しく見えるように工夫をしていました。

老眼鏡、拡大鏡を駆使して、小さい字と格闘していました。

運転中に、地図を読むために、拡大鏡を覗き込み、

運転しながらなので、結局読めずに、曲がり角の名前がわからずに勘で運転。

ナビのついた車をとうとう持つ事はありませんでした。

2代目のバネットも、商用車で、以前の持ち主は魚屋さん。

魚の匂いが消えるまで、大変でした。(現在は、兄のサッカーチームの運搬車として活用)

写真に人を写したスナップがほとんどないのは、

彼自身が肖像権に大変に気を使う人だったからです。

特に、姉のケイコさんには、口を酸っぱくして言っていたそうです。

でも、そのかわりに多いのが、風景や花の写真。

お母様が皮手芸の作家で、いろんな花のモチーフを研究されていたそうで、

花の名前はわからないけれど、記録に残す習慣があったようです。

ツアーで日本全国を訪れて、いろんな美しい風景に出会ったそうです。

ツアー帰りには、撮影した風景を写真で振り返りながら、長い説明をしてくれるのですが、

その中で印象に残っているのは、「美山」。

そこで、ハーブティーに出会い、

療養食として通っていた「カフェスロー」でも、いつも「ハーブティ」をオーダーしていました。

晩年は、カフェインが身体に負担をあたえるということで、大好きだったコーヒーでさえも、ほとんど飲まなくなり、お茶類も控えて、炭酸飲料ばかりでした。

 

風景や静物を写真で切り取っては、

よく「美観」ということばを言っていました。

小澤敏也が、演奏や指導だけではなく、

大きな表現を目指していたという事を、写真たちは物語っているのだと思います。

東京は、

まもなく新盆です。

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