いよいよ明日!9/3小澤敏也ナイトvol.6タンバリン祭り
追加情報! 全員で合奏コーナーがあります。タンバリンをご持参の方は参加できますので、
どうぞ、お持ちくださいませ。
フレームドラムを祖とした「タンバリン」の仲間は、世界中に存在します。
イタリアのタンブレッロ
スペインのパンデレッタ
ポルトガルのアデュフェ(四角形の両面タイプ)
アイルランドのバウロン
アラブ世界のレク(魚、鮫の皮など、ジングルが星形の配列のように見える)
フレームドラム(ジングルなし)
南インドのカンジーラ(トカゲの皮など 低テンションで湿気を与えながら演奏する ひとつ目ジングルなど)
そして、ブラジルで合理的に変化をとげたパンデイロ。
小澤敏也の立場としては、さらにそのパンデイロをロックやポップスなどでドラムのような多彩な役割を担うものとしての提案に貢献した事になります。
それらの「タンバリン」族の仲間を一同に会したお祭りを小澤敏也自身が企画をしていましたので、遺志を受け継いだ仲間たちを中心にタンバリン界隈のつながりに呼びかけ、イベントを立ち上げました。
2015年9月3日(木)
小澤敏也ナイトVOL.6タンバリン祭り
出演:田島隆(タンバリン博士)、立岩潤三(レク、フレームドラム)、柳元武司(パンデイロ)
近藤治夫(バグパイプ)福澤達朗(Pf)坂本真理(楽団ぺとら)金 寿規(per)
パンデイロチームJINGLE GYM
緊急企画!「タンバリン座談会」
参加パネラー
大石竜輔(レク奏者)
久田 祐三(音鼓知振フレームドラム製作 Sag Chana)
徳田 彬生(某IT企業ディレクター,中東打楽器ポータルサイト『Zarbukka』運営者)
&上記出演者
○前売り¥2500 /当日¥3000 小学生以下無料 ドリンク別
○OPEN/START 19:00/19:30
○チケットの予約受付開始 7/3 ご予約番号の返信をいたします。返信がない場合は、お手数ですが、再送をおねがいします。
小澤敏也パンデイロッカーHP
http://www.pandeirocker.jp
予約メール:pandeiro@pandeirocker.jp パンデイロッカーHP コンタクトより
予約番号を発券し、開場後番号順に入場をご案内します。
会場 下北沢440
http://www.club251.co.jp/440/index.html●440(four forty) 〒155-0032 東京都世田谷区代沢5-29-15SYビル1F TEL.03-3422-9440[4PM-] ●440(four forty) OFFICE TEL.03-5481-4165[2PM-]/fax.03-5481-7443
混乱のないように、当日のご入場の順番を以下のように統一いたします。
1 本ホームページリンク pandeiro@pandeirocker.jpにてのご予約。予約完了メールでお伝えするご予約番号順のご入場。
2 フェイスブックイベントページのコメント欄にお名前をご記入された方(リストで確認させていただきます)
(イベントページ欄に参加ボタンを押すだけでは、ご予約は成立しません。HP予約の方、出演者も参加ボタンを押していただくので、重複予約での混乱をさけるためです。ご理解を賜りたくお願いいたします。)
3 出演ミュージシャン等経由の方
4 当日券入場の方
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ご注意をお願いします:本公演は、タンバリン族(フレームドラム、タンバリン、パンデイロ)にご興味のある方に、それぞれの演奏の手法を間近で観ていただき、その違いの面白さ、工夫と知恵について、感じていただく事を一番の目的としております。開場から、ご予約をいただいた番号順に、お好きな席をご案内させていただきますので、手順やフォームなどを近くで確認したい方は、なるべく早めにご予約をおすすめいたします。
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本公演は、生前に小澤敏也が自ら企画したものです。
「フレームドラムを祖としたタンバリン族、その仲間のひとつであるパンデイロ」
そんな意識を持ったのは、
フレームドラム協会のインタビューがきっかけでした。
(代表の谷口はるひさんのご好意で、現在も追悼記事として保存していただいています。)
その後、2013年8月7日 広島にて、ギリシア人のフレームドラム奏者のヤニスさん(Yiannis Moutsakis)
に、偶然、出会います。(小澤自身による日記は、もうその頃には不可能だったので、筆者のブログをリンクします。)
短い時間ではありましたが、その時の小澤とヤニスさんの意気投合のポイントとして、
「パンデイロも、フレームドラムも同じなんだ!」
というもので、話題は、マイクセッティングや、奏法の細かいや、いろんな振り幅はあったものの、
なんども、
「でも、同じだねぇ〜」というスマイルと握手!という展開になりました。
ヤニスさんと別れて車中の人となってから、
その後の楽しかった旅を振り返る時間においても、
なんども小澤の口から出たのは、
「いつかタンバリン祭りをやりたい」というもので、
その時には、
YouTube T Rex Bang a Gong 1973 Midnight Special
を冒頭に置くなどの構想を話していました。
そして、治療は静的なものとなる事になり、自宅療養になる時に、自分の「お別れの会」の企画のイメージの指示を与えてくれたのですが、それは、場所や弔辞をおおたか静流さんにお願いする、スタッフには、こどもの城職員、フードは「でんでらキャラバン」などの指定、そして、ライオンキングの休演日、こどもの城の休館日である月曜日に開催することなどを詳細にわたりました。
もちろん、その中には、本人が意図していない事がたくさんあって、
例えば、渡辺亮(per)さんが「美術部」を自ら買って出て、会の半分くらいのエネルギーをそこに費やす事になったこと。PPSの相方の渡辺隆雄(トランペット)さんが、ステージマネージャー音楽監督を担ってくれたこと、全体の相談役として、KINGの佐野篤(Bass、アフリカの打楽器)さんが、関わってくれた事などです。それは、本人が、自分を過小評価していて、「こじんまりとしたお別れ会」と思っていた事に由来します。
それで、小澤の構想では、大好きだった「シルクドソレイユ」の「コルテオ」の中の1シーンの
「Nos Dejo」を、ジングルジムのみんなと演奏しながら葬送行列をして欲しいというのが実現できていませんでした。ジングルジムが大人数なので、場所的に難しい等の理由が複数ありました。パンデイロヲタタケバでは、佐野兄弟、クアトロコーリス山下定英、楽団「ぺとら」などが演奏を捧げました。
なので、もし、チャンスがあれば、「パンデイロバツカーダチーム ジングルジム」として、小澤が望んだパンデイロで表現したい世界感を演奏できたらと、働きかけているところです。
そして、
「タンバリン祭り」に進行していくのに、フレームドラム協会(谷口はるひさん)、ヤニスさんに引き続き、
トンパクやフレームドラムの蔡怜雄さんに筆者がレッスンを受けたこと、
小澤と筆者の再会のきっかけをつくった責任から、楽団「ぺとら」に
アラブパーカッション、タブラの立岩潤三さんが加入してくださる事になり、
そのタイミングで、東京で「フレームドラムナイト」が開催されました。
その情報を集めるうちに、
私は、田島隆さん(タンバリン博士)の
の「指穴に注意」のYouTubeを見つけます。
指穴に注意してほしいというのは、こどもの城等の活動で、小澤がいつも言っていた事です。
この事を、同じタンバリン族の方が、発信している事に私は感動を覚え、
すぐに、ワークショップに参加し、
その後、タンバリン教に入信しました。(パブリックな意味ではなく、田島さんのファン、御取り巻きの一人に加えていただくという意。)
そして、奈良から田島さんをお迎えして、タンバリン部門(イタリア等のヨーロッパのタンバリンを中心に)を担っていただき、楽団「ぺとら」として、立岩さんにフレームドラム、レク、カンジーラといった中東からインドのタンバリン族を紹介してもらい、その仲間としてパンデイロを紹介する。そして、そのような、たくさんのタンバリン族に興味のある方々に、パンデイロバツカーダチーム「ジングルジム」の小澤の作品を聴いて感じていただきたい。
そんな道筋がやっと今、見えてきたところです。
そして、ここ最近のミラクル。
2015年6月に、イタリアのタンバリンをフロントとする「Kalàscima カラシマ」が、来日しました。
東京公演にて、私は、終演後に、タンバリン&リードボーカル担当のRiccardo Laganàさんに、
「日本のタンバリンの田島隆さんとつながりのあるものです。」
と、お声がけをさせていただいたところ、
Riccardoさんは、
ギリシアのヤニスさんとつながっていた!
小澤敏也が、熱く思っていた事が、
こんなにも長い月日を経て、
ひとつずつ、ひとつずつ、実現に向かっていっています。
小澤敏也は、一般的には、
「スザーノ奏法を日本において広める事に尽力した事により、パンデイロをサンバ、ショーロ等のブラジル音楽専用と思われたいた役割から解放し、ロック、ポップスへの用途を広げた。」
と、なっていることと思われます。
でも、
いつか、小澤の功績をウィキペディアなど、誰かが伝えてくれる時に、
「パンデイロをフレームドラムを祖としたタンバリン族の仲間とする認識を一歩進めた」として、
「後から続く人がでてくるといいねぇ〜」
と、私が、心で小澤に話しかけると、
「そこに、日本発!という言葉も入るとい〜ねぇ〜」
と、返事がきました。
「ブラジルのパンデイロだけれども、日本から発信する」
う〜ん。
さすがに、ここまでは、今回の「タンバリン祭り」では、届かないかもしれませんが、
タンバリンの輪は、確実に、パンデイロの輪でもあると感じる今日この頃です。
ここまで、読了していただけた方が、
いったい何人いるかわかりませんが、
おねがいですから、
早期、ご予約をおねがいいたします。
興味のある方に、
ぜひ、各業界の「まぁるい楽器」の演奏の手元を観ていただきたいと思っております。
よろしくおねがいいたします。