パンデイロヲタタケバ後記 準備篇
2014年2月3日 小澤敏也を偲ぶ「小澤敏也ナイトvol.5 パンデイロヲタタケバ」
にご来場いただきました皆様。
ありがとうございました。
この会は、主催を兄 小澤和也、姉 有山恵子のきょうだいと、
兄パーカッショニストと小澤が慕った親友の渡辺亮、
2009年ホームページ創設、ウェブレッスン開始より助手を務めた助手の坂本真理とし、
他の近しい友人や関係者たちに、助手が少しずつヒアリングを重ねて、
小澤敏也が、生前の10/19日に姉の恵子と助手に遺言した内容を、できるかぎり
実現しようと努力したものです。
ご遠方だったり、ご予約が期限を過ぎてご来場が叶わなかった方々、
予約制という事を知らずに直接ご来場して、兄が応対させていただいた上で、
ご入場をお断りさせていただいきました方におきましては、
誠に申し訳なく思っておりますが、
小澤が生前に「でんでらキャラバン」のホームグラウンドとして愛着があった
会場を指定していましたので、会場や近隣にご迷惑にならないように、
予約制とさせていただきました事をご了承いただきますように、
お願い申し上げます。
以下のメモは、2/3の当日を迎えるまでの準備を記録したものです。
実際に会場にいらした方は、実感なさったと思うのですが、
小澤敏也は、自らを「一匹狼」と比喩するほど、
音楽事務所に属さずに、マネージメントの一切を全て自分で管理しており、
その活躍の幅の広さ、多様さはもとより、
青春時代からの友人関係も、50代になってもなお親密に交流をし続けていたため、
様々な人の思いがそれぞれとても大きなものとなっていました。
「パンデイロヲタタケバ」への路は、
まずは、自分の知らなかった小澤敏也の違う面を皆様に教えていただくところから
はじめなくてはいけませんでした。
ひとつの会社。
ひとつの派閥というのと、正反対のカオスが待っていました。
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(敬称略)
10/18 病院に入院中、前日に静観治療の方針を告げられ、遺書を遺す。
10/19 自ら死が近いことを悟り、密葬後偲ぶ会をアレイホールで行う等の詳細を
姉と助手に遺す。映像を託した
ビデオグラファー森谷博氏に、小澤からとオファーをする。
11/18 死去
11/19 兄、姉、高校時代からの友人(PAを担当した二人を含む)
、亮夫妻とご遺体を湯かんしている間に葬儀社の方を交えて、「偲ぶ会」
について話しあう。
11/21 通夜 高校時代の友人らと草案をまとめる。
11/22 葬儀 大阪からかけつけたパンデイロWS企画ユリコ、
でんでらキャラバンの赤松隊長らに、報告。
11/27 兄、姉@小澤家
11/30 兄、姉、親しかったミュージシャン@小澤家
12/1 PPS渡辺隆雄、渡辺亮、兄と@国立にて具体的な打ち合わせ
12/5 親しいミュージシャン@国分寺
12/7 PAを担当した高校時代からの友人橋本正司、比留間整@小澤家
12/8 ジングルジムジム代表柳元武司@小澤家
12/15 兄@小澤家
12/17 福澤達郎@幼稚園
佐野篤@佐野家国分寺
12/20 近藤治夫@まり家
12/23 納骨
12/24 大嶺@広島OTIS
12/25 柚木ミサト、臼井康浩、ゼジ@名古屋サンバタウン
12/26 アレイ下見(兄、姉、亮)
1/11 佐野篤@佐野家国分寺
1/13 赤松隊長、山田麻子@赤松家
1/14 土肥りかお、助川太郎@渋谷
1/15 美術班打ち合わせ 亮夫妻、兄、姉@小澤家
1/17 元KINGマネージャーマーフィー京子@電話
1/18 佐野篤@池袋
1/21 ステージ部門打ち合わせ 渡辺隆雄、佐野篤@新宿
1/25 申し込み締め切り フードの手配開始
1/26 進行打ち合わせ 兄、土肥りかお@こどもの城地下
受付打ち合わせ 兄、遠藤ゆかり@こどもの城 音楽事業部
美術班打ち合わせ 兄、山田麻貴@国分寺
1/29 映像打ち合わせ おわりのことば友人コメント撮影 森谷博@幼稚園
コルテオリハーサル@幼稚園
渡辺隆雄、佐野篤、土肥りかお、佐藤一人、近藤治夫、福澤達郎、
金子慶子 坂本真理
2/2 追悼ピカイアライブ 兄家族、姉家族、ASIAN WINGS(佐伯雅啓、
おおたか静流、居森やよ美)と一緒に観覧@新宿ピットイン
写真は、1/21のスタッフミーティング風景。
PPSのリーダー渡辺隆雄
筆者
KINGのリーダー佐野篤
2/3のパンデイロヲタタケバ。
皆さんが知っている小澤敏也は、どれもが少しずつ違うけれど、
でも、そのどれもが、
一貫して、ちゃあんと彼らしい優しさと愛情に満ちあふれいると、
皆様に会えて、心からそう思えました。
打ち合わせの記録には記していませんが、
武蔵美サンバ、国分寺のプー横丁の店の関係者の皆様、
小澤が10代の頃にバイトをしていた石田倉庫の皆様とは、
電話やメールのやりとりを多々させていただき、
当日は、お目にかかるのは初めてだけれども、
安心してお話をさせていただくような関係が持てました。
つるさんつながりというだけで、
知らない人同士がチームを組み、スタッフとして始動することはとても難易度が高い
と思うけれども、
時間をかけて準備をして行く中で、
和やかなムードですすむ事ができました。
これもひとえに、
故人の人柄なのでしょうか。
「パンデイロヲタタケバ」の路は、遠かったけれど、
充実した道のりでした。
つるさん、
いろんな人と繋がらせてくれて、
ありがとう。
きっと、
同じ空間を過ごしたみんなの気持ちだと思います。
振り返りの記録は、
まだまだ続きます。
お楽しみに。
文責 オフィスジングルジム 坂本真理